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vol.32
Own the moment2
アスリートが示す、迷いの時代の生き方

山本美憂
総合格闘家/MMA

Own the moment 2 後編
2021/05/11

新型コロナウイルスのパンデミック発生により、人々の生活や社会は大きく変化した。アスリートも試合の開催が厳しくなったり、満足なトレーニングができないといった苦境に立たされている。
しかし、混迷の時代にあっても山本美憂に迷いはない。日常の変化に負けずできることを模索するだけでなく、新しい取り組みにもチャレンジしている。そんな彼女の姿から、コロナの時代を生き抜くヒントが見えてきた。

新たな課題を浮き彫りにした敗戦を糧に

 日本に滞在している間にしかできないトレーニングがしたいということで、ボクシング世界三階級を制覇した長谷川穂積のジムへ出稽古に赴いた。女子スーパーアトム級のタイトルをかけて戦った「RIZIN.26」では、柔道出身である浜崎朱加の寝技を警戒しボクシングを中心に戦うプランだったが、グラウンド勝負に持ち込まれ、苦敗を喫したことも関係している。「打って入って片足をとって、そこで離さなきゃいけないのに倒しに行って、相手の土俵に自分から飛び込んでしまった。長谷川さんからも、ちゃんとパンチは当たってたからもっと出しても良かったと指摘されました」。試合後の浜崎も、山本の打撃に驚異を感じたとコメントしている。前回の長谷川ジムでのトレーニングのおかげで打撃技術は確実にレベルアップしていたにも関わらず、生かしきれなかったかたちだ。「相手が一枚も二枚も上手だったというのもあるし、落ち着いてプラン通りに試合を運べるところまで成長していないというのもあるんでしょうね。レスリングの時は意識が試合の真ん中にある感じで試合後もちゃんと内容を覚えてたけど、MMAは流されちゃうところがあります。そこが課題で、長谷川さんにもアドバイスをいただきました。私は練習すればするほど自信がつくタイプなので、とにかく練習が大切ですね。長谷川さんは良いところも悪いところも的確に指摘して真剣に指導してくださって、本当に感謝してます。ここにいたら絶対強くなれると思うし、日本に滞在している間は定期的に通いたいです」。

 また寝技の習得にも取り組み始めたという。「朱加も言ってくれたんですが、まず寝技を知らないとダメ。技を知らないと守りもできないですから。人によって得意な技が違うので、いろんな人と練習するといろんな技に対応できるようになるはずです」。そんな思いが募り、神戸の長谷川ジムに行っている間に柔術のクラブチームの練習にも参加した。「最近はレスリング出身や柔道出身などベースが異なる選手を指導することも多く、ノウハウがあるみたいですね。『美憂さんはレスリングベースだから、この技が得意になるはずです』っていう指導で、すごく勉強になりました。今回は1度だけでしたが、またご指導いただきたいです」。山本は格闘家として遠い先のビジョンは敢えて見ていない。自身の座右の銘「own the moment(その瞬間を自分のものにする)」を実践するがごとく、目の前の一戦一戦に向き合うことだけを考えている。トレーニングも同様だ。打撃も寝技も一つひとつ着実に身につけ、ステップを踏み上がっている。

アスリートとしてのフィジカルと心のエネルギーを得るために

 休日以外、トレーニングを欠かすことはないという山本。アスリートとしてスキルを身につけたりフィジカルを鍛え上げる土台として、体調管理も怠らない。「体に入れるものってすごく大事じゃないですか。試合前以外は特にこだわりが強いわけではないですが、普段から意識的に体に良いものを摂ろうと思っていますし、お水をたくさん飲むようにしています。子どもの頃から母に『ジュース1杯にどれだけ砂糖が入ってると思う?』と言い聞かされて育ったので、ジュースはコールドプレスジュース以外ほとんど飲みません」。トレーニングで汗を流すからということもあるが、1日4リットルは水を飲むそうだ。

 またサン・クロレラAも体調管理には欠かせない。「ちゃんと栄養を摂ってないとリカバリーできなくなっちゃう。リカバリーできないとパフォーマンスが下がってトレーニングの質も落ちるし、それが試合結果にもつながりますよね。だから朝はサン・クロレラA粒、お昼とトレーニングの後はサン・クロレラAパウダーを摂ってます。ウチは夫と次男、両親も飲んでますよ」。アスリートにとって大切な体調管理に、サン・クロレラが一役買っている。

 山本が健康管理をするうえでもう1つ大切にしているのは、ストレスコントロール。「難しいことだとは思いますが、ストレスから体調を崩すこともあるし、体調を崩すとそれがまたストレスになる。コントロールが難しいなら、せめて体に良いものを摂りたいというのもありますね。食生活で元気になれば、なんとか前向きになるエネルギーが生まれるはず。特にコロナ禍の状況で何もできなかったりずっと家にいてストレスが溜まっているなら、食事だけでも健康的であれば『体は元気だから』って、マイナス思考に対抗できるエネルギーになると思います」。健康的な食事とストレスコントロール、そして日々のトレーニングを続ける山本を見ていると、身も心も瑞々しいエネルギーに満ちている印象を受ける。そんな山本の毎日のルーティンが、ストレスフルなコロナ禍の状況を生き抜くヒントになるのではないか。「食生活を改めたり運動を始めるって大変だし、始めてからも『めんどくさい!』ってなるけど(笑)。自分自身のケアのため、将来『やっておいて良かった』と思うために、頑張ってみてほしいです」。

 古代ローマの詩人ユウェナリスは「健全な精神は健全な身体に宿る」という格言を残した。何事も不安定で、ことあるごとにネガティブな方向へ心を揺さぶられがちなコロナ禍は、身体と心の密接な連動性を実感する機会ともなったはず。そんなコロナ禍においても地道に体づくりに取り組み、以前と変わらずトレーニングに励むだけでなく以前以上に挑戦を続ける山本の姿は、今を正しく生きるための理想のかたちを私たちに示しているのかもしれない。もちろんそれで最善の結果に至ると約束されているわけではないが、「own the moment」の思いさえあれば困難な状況のなかでも得られるものを見つけ、より良い結果を掴み取れるはずだ。

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