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サン・クロレラの取り組みや
サポートするアスリートたちのTOPICS。

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Vol.5
We are healthcare supporters
スポーツ界の健全化と人々の健康長寿、 そのグローバルスダンダードを求めて。

中山 太
(サン・クロレラ代表取締役社長)
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デビッド・トロージン氏
(NSF事業開発部長)

2019/05/07

この記事は2018年7月に発行した『SunChloLetter創刊準備号』からの転載です。

NSFインターナショナルはアンチ・ドーピングに関する公式プログラムを提供する第三者認証機関としてアメリカではもっとも権威のある団体。そのNSFインターナショナルで事業開発部長を務めるデビッド・トロージン氏がサン・クロレラ本社を訪問。
代表の中山太とともに、アスリートのドーピングに関する環境やNSFが果たす役割、さらには人々の健康な身体づくりについてなど、さまざまな課題について語り合った。サン・クロレラがNSF認証を取得した理由

中山:ようこそ日本へ。そして本日はサン・クロレラへお越しいただきありがとうございます。

デビッド・トロージン氏:こちらこそ。

中山 :今回、日本に来られた目的をお話いただけますか?

トロージン氏 :まず何より日本におけるアスリートのドーピング対策やそのサポート制度についてのリサーチ。さらにNSFの活動を日本の皆さんにご紹介することです。ですから、先だってNSFスポーツ認証を取得されたばかりのサン・クロレラの中山社長と、このようなタイミングで対談する機会をいただけたことを非常に光栄に思います。

中山 :こちらこそ、NSFの幹部であるデビッドさんにお越しいただけて光栄です。

トロージン氏:そもそも健康サプリメントのイメージが強いサン・クロレラが、なぜスポーツといった分野、それもアンチ・ドーピング認証の取得をされたのでしょうか?

中山:きっかけは、弊社の米国法人に対し、プロスポーツ団体からの問合せがあったことでした。「クロレラを選手に飲用させたいが、アンチ・ドーピングの認証を受けているか」というものでした。われわれとしてはそこで初めて、NSFのアンチ・ドーピングプログラムを取得していないサプリメントは、米国のプロスポーツリーグでは選手飲用を原則禁止している、という事実を知りました。NSFスポーツ認証が取得されていなければ、野球のみならずアメリカンフットボールやアイスホッケー、ゴルフといった、いわゆるメジャースポーツ団体では選手に飲用される道が閉ざされるということ。「これは大変だ」ということで、早速、認証プログラムの検討に入ったというのが大まかな流れです。

トロージン氏 :なるほど。私たちNSFのプログラムについては、米国のCGMP基準をクリアした高度な品質管理を前提にしています。それ以外にも、アンチ・ドーピング物質検査の管理体制と成分の安全性を継続的にモニタリングする仕組とあわせてリスク管理することで、ほかのプログラムにないリスク管理基準を提供できるという点を高く評価いただいています。また、NSFではアスリートやその予備軍が適切なサプリメント飲用をするための情報提供のみならず、リスク管理をする上でのプラットフォームの整備などの情報資産やツールの開発などを行っている点は、ほかの認証団体とは一線を画すNSF独自の特長だと考えています。

中山 :そうした点は、われわれも高く評価しています。だからこそ信頼できる団体と評価したうえでNSFスポーツ認証の取得を決断しました。

トロージン氏 :ありがとうございます。今後もそうした評価に恥じないよう取り組んでいきたいと思います。

アスリートの安全と、人々の健康に価値ある貢献を。

中山:私たちサン・クロレラは、長年クロレラの健康作用について研究を重ねてきました。その中には運動科学的なエビデンスも多数あります。今回はそういった知見をもとに、選手の健康維持管理のみならず、パフォーマンス向上への支援ができると確信し、選手が安心して飲用できるよう認証取得を決めたという背景があります。
また、サン・クロレラは1982年に米国に子会社を設立、以来30年以上の販売実績があります。健康寿命の延伸に伴い、運動を楽しむアクティブシニアといわれるお年寄りの増加なども要因となり、いま米国ではクロレラの健康的価値が幅広い年代から再評価されつつあります。さらに最近の傾向として、比較的若年層へもその飲用者は広がってきています。
以前よりプロスポーツ分野でもクロレラ飲用をされる選手が多くいると聞いていたこともあり、スポーツ分野への進出はサン・クロレラの持つ健康サポートの新たな可能性を見出すきっかけになると考えています。

トロージン氏:その通りです。現在のスポーツ界全体における重要課題として、ドーピング技術の高度化による検査のすり抜け問題があります。また逆に選手の不注意により禁止薬物を摂取してしまいアスリート生命が脅かされるケースもあり、より高度で透明性の高いリスク管理プログラムが必要とされています。日本でも2019年、2020年とスポーツ界にはビッグイベントが目白押しです。スポーツが盛り上がる中、ドーピングへの関心はこれまで以上に高まるでしょうから、日本のアスリートのためにさまざまな場面でNSFが貢献できると信じています。

中山 :現在、日本ではサプリメントに起因するドーピング違反が表面化し、アスリートや競技団体からも製品の安全性にかかわる情報提供を求める声が大きくなっています。そこで、これからのアンチ・ドーピングにおけるサプリメント認定の枠組みについて、検証有識者会議が設置され議論されているところです。私たちも、アスリートに安心して飲んでいただけるようNSFスポーツ認証商品(サン・クロレラAパウダー)を昨年12月に米国で先行発売、日本でも今年の8月頃に発売する予定です。

トロージン氏:日本で50年近く愛用されている健康食品「サン・クロレラA」にNSFスポーツ認証マークが入ることによって、NSFが日本の皆さんにも広く知られることを期待しています。

中山 :米国法人ではすでに、米国4大メジャースポーツの複数の球団と交渉のテーブルについており、一部ではオーダーもいただいています。この米国での実績は日本でも支持されると考えています。日本でも一部のアスリートが「サン・クロレラAパウダー」の飲用をスタートしています。

日本のスポーツガバナンスに、新しい風をもたらすために。

中山:NSFは、米国のプロスポーツリーグにおける唯一の公式アンチ・ドーピング認証プログラムということもあり、米国におけるスポーツガバナンス制度基準策定に深く携わってこられたと伺いました。

トロージン氏:ええ、そうなんです。現在の日本においては、アンチ・ドーピングに関する認証制度の不透明性をはじめ、アスリートをとりまくスポーツドクターや強化コーチ、管理栄養士を巻き込んだガバナンス整備が未だ不十分との指摘があります。とりわけ各スポーツ団体が独自に基準を決めているような状況では、米国におけるガバナンスモデルは今後、非常に重要になってくるかと思います。そこで、NSFが培ってきた実績とノウハウが、日本における広い意味でのスポーツガバナンスの整備へ貢献できるのではないかと私たちは考えています。

中山 :そうですね。私たちも日本におけるプリンシパルサプライヤーとして、アスリートのみならず幅広い層へのサン・クロレラ製品の提供、そしてそれと同時にリスク管理プログラムの重要性を提唱していこうと考えています。NSFには今後とも協力いただければと切に願います。そして今後もサン・クロレラは、健康をサポートする会社として、スポーツ分野を通じ、引き続き新たな貢献をしていきたいと思います。トロージンさん、本日はありがとうございました。