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2021/02/18
アスリートフードマイスターに聞く!Vol.10 ジュニアレスリング編 八隅士和選手②

【アスリートフードマイスターに聞く!Vol.10 ジュニアレスリング編 八隅士和選手②】

今回、栄養管理をチェックするのは、レスリング界期待の新星・八隅士和選手(14)。7歳のときにジュニアレスリング14冠を達成し、中学1年生で全国中学生レスリング選抜選手権大会を制した若手のトップアスリートだ。八隅選手のチェックは今回で2回目となる。前回(昨年1月)、管理栄養士とアスリートフードマイスター1級の資格を持つ奥村(生産開発部研究開発グループ所属)は①「なるべく午後9時までに夕食を済ませること」と、②「果物類を積極的に摂ること」の二つのアドバイスを送っていた。それから約1年が経過。八隅選手の現在を追うと、奥村からのフィードバックを真摯に実践する姿がそこにはあった。

1日の食事記録をチェック

 はじめに、ご回答いただいた2回目のアンケート結果を整理します。前回から身長が5センチ以上伸びるなどフィジカル面の成長も大きく、身体測定値は身長160センチ、体重58キロ(空腹時)。トレーニング頻度は週6~7日。野菜の摂取量は1日に小鉢2~3杯、牛乳・乳製品は週6~7日。また前回のチェック時には「週1日以下」だった果物の摂取頻度は「週2~3日」と増えています。今回、ご回答いただいた1日の食事記録は以下の通りとなっています。

果物の摂取頻度が増加

まず、前述した通り果物の摂取頻度が前回の週1日以下から週2~3日に。上記の食事記録では、夕食時にビタミンCが摂れるみかんを食べており、ぜひ今後も継続していただきたいと思います。また、いちごやオレンジなどの冷凍フルーツも手軽に購入できますので、ヨーグルトに入れて食べることもおすすめです。
野菜は毎日小鉢2~3杯食べられていますが、ほうれん草やブロッコリー、トマト、にんじんなどの色の濃い野菜も食べるように意識づけをしましょう。色の濃い野菜は抗酸化作用があり、ストレスや風邪などの病気から体を守ってくれる働きがあります。

夜遅い夕食「分食」の工夫

2点目は夕食について。前回のアドバイスでは「なるべく午後9時までに夕食を済ませること」を挙げました。しかし、八隅選手は学業との兼ね合いにより夜間に練習と筋トレをしているため、どうしても夕食の時間が遅くなってしまいます。そうした環境でも、下校時や練習後に間食を摂ることで夕食を分食するなどの工夫をされています。
夕食ではお鍋を食べていますが、茹でることで肉の脂身も落とせるため胃腸の負担も軽減できます。夜遅い時間帯の食事では食べ過ぎを防ぐほか、血糖値の上昇や脂肪の吸収を抑えるためにも、食物繊維が含まれるきのこや葉物野菜も一緒に摂ることが望ましいです。鍋料理の定番の具材である白菜、ネギ、えのきだけ、しめじ等を積極的に取り入れてみても良いでしょう。

苦手な食べ物も調理方法で克服

 八隅選手は、きのこ類が苦手とのこと。味と食感のどちらに抵抗があるかによって、おすすめする料理も異なります。食感が苦手だという場合は、きのこ類をみじん切りにして、キーマカレーやハンバーグの具材に入れると、見た目や食感も分かりにくいので抵抗感が和らぐと思います。
味が苦手な場合は、例えば、薄切りにした椎茸、ひき肉団子、白菜、ネギを入れた中華の鶏ガラスープや、かに玉に薄切りにした椎茸を入れてみるのはいかがでしょうか。椎茸と中華の鶏ガラスープはうま味の相乗効果でおいしく感じられると言われており、苦手意識を克服できるかもしれません。
それ以外にも、苦手な食材はカレーライスやシチューなどの味の濃いものと一緒に食べてみるのもアイデアの一つです。まずは無理せず少量ずつ試してみてはいかがでしょうか。
1日の食事記録を見ても、食事に対する意識の高さがうかがえます。そのうえで、成長期の骨づくりのためにもカルシウムの摂取をさらに意識してみてください。現在は、肉や卵といったたんぱく質のおかずを多く食べていましたが、納豆、豆腐、魚なども摂れるとなお良いと思います。例えば朝に豆腐とわかめの味噌汁を飲むほか、間食で食べるおにぎりの具材に鮭を選んだり、鍋の具材に白身魚を選んだりすることで、さらに成長期に適した食事メニューに改善されます。今後も体調に気をつけて、さらなるご活躍を期待しています。

  2回目の栄養管理チェックでは、苦手な食材の克服方法や成長期におけるカルシウム摂取の意識づけなどについてアドバイスを受けた八隅選手。「果物は冷凍フルーツでも良いと教えていただいたので、より手軽に摂取できそう」と前回のアドバイスも忘れず、継続と上積みに意欲的だ。4月には久々の試合が予定されており、「減量もあるので、しっかりとバランスの取れた食事を心がけて、バテない体づくりをしたい」と闘志は十分。競技技術だけでなく、栄養管理面での“死角”をなくし、目標の「インターハイ優勝」に向けて、ひたむきに1歩1歩進んでいる。

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