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Vol.70
年齢を超越したプロレスラー、鈴木みのる
「ゴッチさんはプロレスラーとして一番大切なことを教えてくれた人だった」

鈴木みのる
プロレスラー

年齢を超越したプロレスラー、鈴木みのる 後編
2024/01/11

人生の大きな節目といえる50歳のとき、鈴木みのるは地元横浜でデビュー30周年記念として『大海賊祭』という野外フェスティバルを開く。「そのときからなんですよ。サン・クロレラとの付き合いは
大会は2日間に渡って行なわれたが、初日にはオカダ・カズチカとシングルマッチも組まれた(30分時間切れ引き分け)。この野外フェスをきっかけに、鈴木の考え方はさらに変わっていく。
「30周年を頂点とするのではなく、自分の人生をもっと突き進みたいと思ったので、プロレスを全力でやれる環境を作りました」

30周年を機にプロレスに全力で取り組める環境を作り直した

鈴木らしく、そのやり方は徹底していた。「何ならプロレス以外のものは全ていらない」と、いらないものはさっさと切り捨てる“ステ活”に励んだのだ。

これからさらにステップアップするためにはどうしたらいいか。そう考えても、前例はなかった。反対に鈴木は年を重ねるにつれ、途中で足を止めるプロレスラーを何人も見てきた。

「生きていたら、前に進む。でも、プロレスラーはみんな(精神的に)前に進まないんですよ。『30歳くらいのときが一番強かったんだけどなぁ』と思ったら、その思いを維持しようとする。一回いい思いをしたら、それをキープしようとする」

そうした中、鈴木は先人たちの二の轍を踏むことなく前に進み続けている自負がある。「俺がいまプロレスラーとして歩いている人生にはたくさんの先人たちがいて、たくさんの道を切り開いた先輩たちがいた。その人たちが踏みならした道を歩いていた感じだったんですけど、ふと気づいたら、もう俺の前を歩いている人は誰もいなかった」

いま、鈴木は道標などない獣道をひとりで歩く。

「楽しいですね。こんなドキドキすることはないと思いながら、新たな一歩を踏み出すことは」

とはいえ、そうすることを若いレスラーたちに見てもらえたらいいという奢った気持ちは微塵もない。

「見ても見てもらえなくても、どっちでもいい」

我が道を往く感が強い鈴木だが、以前は「死に方や死に場所ばかり考えていた」と言う。「『どうやって引退しよう』『これがダメだったら、俺は辞めなきゃ』とか、辞めることを引き合いに出していた」

そういう考えは50歳になるもっと前から霧散していたという。その理由を聞くと、鈴木は「辞めたくないので」と即答し、こんな例を引き合いに出した。「(レスラーとして)右手がしびれて動かなかったら、『俺の人生ももうタイムリミットかな』と思うじゃないですか。俺もケガをたくさんしてきているので、そういう考えもわかる。でも、右手が動かなかったら、左手で練習すればいい。それだけの話なんですよ」

なんてポジティブな発想なのか。続けて鈴木は「もし両手両足が動かなかったら」という例も出した。「そうしたら、噛みついてでもプロレスができないかなと思う。それでいい。それで見ている人が『コイツには価値がない。面白くない』と思ったら俺にはお金を払わないので、その時点で俺のプロレス人生は終わりなんだと思う」

鈴木もプロレスラーとしての幕引きを考えていると思いきや、暗転した舞台にいきなりスポットライトを浴びせるかのように呟いた。

「でも、大丈夫。鈴木みのるは面白いから」 この発言は決してハッタリをかませているわけではない。

「やっべぇ、俺、世界で売れている」

実際国内外を問わず、鈴木のもとには試合出場のオファーが引っ切りなしに舞い込む。「いまは世界中の人たちが俺を待っているし、一目観たいと言ってくれている。どこにでも行きますよ。過去にもビックリするような国に行っていますから」

いまも様々な国のプロモーションから声がかかっている。

「いま話があるのはフランス、ベルギー、イタリア、ドイツ、スペイン。いまとなってはもう行けないけど、イスラエルからもオファーが来ていましたね。イスラエルからの話はビックリしました。『エッ、プロレスがあるの?』という感じでした。そう、カタールからもありましたね。アジア圏からも話はあるけど、こっち(条件)が合わないです。やっべぇ、俺、世界で売れている。ハハハッ」

海外に滞在中も、鈴木の食生活は日本にいるときとほとんど変わらない。

「現地で卵とブロッコリーがあれば、それを茹でて食べているだけですからね。ヨーグルトの種類が違うくらいですね」

自炊が大原則の食生活を補うものとしてサン・クロレラAは欠かせないサプリメントだ。「パウダーのサン・クロレラAは持ち運びが便利で、バックにパッと入れて海外に持っていきます。なので、海外でも食生活が乱れることは少ないですね」

それにしても、海外ではどんなニーズがあるのか。鈴木は「もうお客さんの反応が変な領域に入っている」と打ち明ける。

「世界中どこの国に行っても、みんな俺のことが怖いと言っています。今までこんなスタイルの人間は見たことがないとも。笑いながら相手を殴るとか、自分のキャラクターだけを真似する奴はいっぱいいる。でも、俺はそれが素ですから。殴られていると、『コイツ、俺より強いと思っているの?』と楽しくなっちゃう(笑)」

いまの鈴木に年齢のことを問うたり、ベテラン扱いをすることはナンセンス。しかしながら、世間が50過ぎのレスラーをどう扱うかはよく把握している。

「向こう10年間、誰か(プロモーターがレスラーを使って)食おうと思ったら、俺ではなく20歳の選手でもいけるんじゃないかと考える。俺だとすでに世間から一定の評価があっても、ここからポーンと行くことはないと感じるんじゃないですかね。だからこそベテランは出場回数が減っていく。そうなってくると、ベテランは『なぜ俺を使わないんだ?』と考えるようになり気持ちが腐っていく。でも、俺は先輩風を吹かせ老害と言われるのはイヤ。20歳くらいの奴といつまでも全力で殴り合っていたい」

鈴木にとっての標的は窓際に追いやられた50代半ばの同世代ではない。

「俺のターゲットは夢と希望に溢れている若い選手たちです。いまの新日本だったらオカダとか内藤(哲也)とか。彼らとガッツリ真正面から戦うためには何が必要なのかを考えちゃいますね」

年相応になんてくそ喰らえ。鈴木みのるは現在もマット界の最前線で生きる。