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vol.14
オレの夢は、 オレたちの夢に なった。
バスケ経験ゼロだったオーナーの挑戦が、 カンファレンス2位という結果を生み出した理由。
紅谷裕司
(KYOTO BB.EXE オーナー)

臼井隆浩
(プロバスケットボールプレイヤー/KYOTO BB.EXE)
オレの夢は、 オレたちの夢に なった。 前編
2019/11/22

2020年の東京五輪で正式種目として採用されている3×3(3人制バスケットボール)。京都に本拠地を持つ唯一のプロチームであるKYOTO BBは、昨年のリーグ初参戦から着実に力をつけ、今シーズン西カンファレンスで2位という好成績をおさめる強豪チームとなった。サン・クロレラはKYOTO BBの最初のスポンサーとしてチーム結成当初からサポートをしてきた。
そこで今回は、元ボクシング選手でオーナーである紅谷裕司氏と、チームキャプテンの臼井隆浩選手にインタビュー。今シーズンの飛躍の秘訣や、大成功した平安神宮でのイベント、スクールを通じた地域貢献や、来シーズン以降への展望などを語っていただいた。

成長と飛躍を遂げた セカンドシーズン。

──リーグ初参加だった昨シーズンと比べて、今シーズンいちばん変わったところはどこですか?

紅谷裕司(以下:紅谷):まずメンバーを一新しました。とくにチロ(臼井選手の愛称)が加入してくれたことでチームが大きく変わりました。たとえば彼はストリートバスケのほうで別のチームにも所属していたので、彼の呼びかけでストリートバスケの選手たちがKYOTO BBの練習に参加してくれるようになり、試合形式の練習ができるようになりました。いま練習は週1回しかやってないですけど、そうしたことで練習の質も向上したと思います。

──臼井選手を獲得しようというきっかけはなんだったのですか?

紅谷去年からいる唯一のメンバーである浦西将介選手がストリートバスケでチロと同じチームだったので、彼が「チロさんをメンバーにしましょう」と提案してくれたんです。

──声がかかったときはKYOTO BBのことはご存知だったんですよね?

臼井隆浩(以下:臼井):もちろん、もちろん。

紅谷:「弱いチームやなあ」って思ってたんやろ(爆笑)

臼井:まあ、当時は正直そうでしたよね(笑)。浦西とはKYOTO BBはもちろん3×3リーグ発足の前から一緒にストリートバスケをプレイしていた仲間だったんです。その彼が去年KYOTO BBに加入したのでチーム状況については聞いていました。当時は「それでは勝てないだろう」と思っていたし、実際に昨シーズンの結果はぼくの予想通りでした。でも今シーズン前に紅谷オーナーから直接お話を伺ってみたら人間性に惚れてしまった(笑)。たしかにオーナーは元ボクシング選手でバスケのことはなにも知らない。でもすごく熱い人だということは伝わった。それで一緒にやることにしました。

紅谷:プレイの良し悪しや技術的にどこがどう優れているかは正直わかりません。ただ彼と話してすぐに「人間のジャンル的に好きだ」と感じました(笑)。空気感が似ているし、お互いにものを言いやすい。キャプテンにしようと直感で思いました。

──臼井選手の加入でチームはどのように変わりましたか?

紅谷:単純に強くなりました。今シーズンから彼に入ってもらったんですけど、それだけでいきなり強くなった。ジャパンツアーでもファイナルまでいって、去年のシーズンチャンピオンであるTACHIKAWA DICE.EXE相手に20-21の接戦で敗れたもののいい試合ができたし、2位のZETHREE.EXEには圧勝。彼ひとり入るだけでこれほどチームのレベルが変わるのかと、正直驚きました。

──周りの選手の意識も変わったということですか?

紅谷:別チームかと思うほど変わりました。正直なところ去年は遊び半分のような選手もいた。でもいま残っているメンバーはみんなチロを慕っている選手ばかり。ぼくが若い子に「もうちょっと頑張ったら試合出られるぞ」とおだてても、横から彼が「いやお前はまだ甘い!」と叱って奮い立たせる。言われた若い選手も腐ることなく「よし、もっと頑張ろう」と向かっていく。逆にチロがたまに褒めると選手は喜びます。先日も「最近、大濠が良くなってきましたよ」ってぼくに進言してきて、それをぼくから大濠に伝えました。

臼井:やっぱりそういうのってオーナーから伝えたほうがいいと思うんでね。

紅谷:「チロも褒めてくれてるから、オマエもうちょっと頑張れよ」とかね。

──チームも形になってきて、それなりに結果も出始めて、いいシーズンだったのでは?

紅谷:なんせ去年は全敗の最下位続きでしたから(笑)。今年はコンスタントに上位に食い込んでプレーオフ進出を目標にやってきました。でもまさか2位になれるとは思ってなかったですからね。シーズンが始まって最初の2ラウンド続けて2位に入って「あれ?オレら強いかも?」となって(笑)。最終的には優勝1回、2位が3回、ベスト4が3回。強豪チームにも勝てるようになりました。

──2人の外国人選手や京都ハンナリーズ所属の永吉佑也選手への評価は?

紅谷:じつは5人制のバスケットボールと3×3はまったく違うスポーツ。いくら本場アメリカのプロリーグでやっていた選手でも、あるいはたとえBリーガーでも、慣れないとぜんぜん使えません。だからこそスティーブン(スティーブン・マカフィーJR選手)もシム(シミオン・スコット・プーラー選手)もチロのいうことは「オーケー、わかった」としっかり聞いてくれました。永吉も「ぼくはチロさんをリスペクトしているので」と話していました。

──そうした信頼関係は、試合や練習を通じて感じていましたか?

臼井:そうですね。スティーブンもシムも素直にぼくの話を素直に聞いて、しっかり対応してくれていました。永吉も、もともとポテンシャルは高い選手だからすごく吸収が早かったですね。最終ラウンドで優勝できたのも、もちろんみんなの動きが良くなっていたんですけど、永吉の動きが抜群に良かったです。

紅谷:逆に永吉が変わったという話を京都ハンナリーズファンから聞きますね。KYOTO BBに入ってから永吉が変わったと。シュートを積極的に打つようになったとか、動きがぜんぜん違うとか。そういう声が聞こえてくるようになりました。

──そのあたり技術的にご説明いただけますか?

臼井:入団当初、永吉は『タフなシュートを打ちたくない』と話していました。できるだけノーマークで打ちたいということです。たしかに5人制ならコートも広いし、ノーマークになりやすい。でも3人制はコートも狭いし、攻守の切り替えも早いから、どうしてもタフシュートが多くなる。だからなるべくシュートは多く打っていって、そのうえでそれをしっかり決めないと3人制では勝てません。それで彼も最初はすごく悩んでいましたね。

──なるほど。ではプレイ面以外で、たとえば周囲の評価に変化は感じますか?

臼井:そうですね。やっぱりいまはSNSの時代なので、公式アカウント宛にも「試合見に行きます」とか「頑張ってください」というメッセージも増えたし、コメント数が一気に増えてきているので、いろんな人に見ていただいているなあというのは感じますね。

紅谷:日本全国でいま42チームあるなかで、もともとKYOTO BBは子どものファンが多いんです。先日もスクールの子たちがわざわざ東京まで見にきて応援してくれました。こういうのはすごく嬉しいことですよね。会場や街なかでもKYOTO BBのTシャツ着ている人が増えてきたと感じます。

紅谷裕司

紅谷工務店の代表取締役社長であり、KYOTO BB.EXEのオーナーでもある。高校時代は村田諒太や山中慎介といったチャンピオンを輩出した名門・南京都高校ボクシング部でインターハイ優勝メンバーとなる。全試合オーナーが会場入りする名物オーナーとしても知られ、2019年「ベストベニュー賞」を受賞した平安神宮でのイベントにも尽力した。

臼井隆浩

ニックネームはチロ、もしくはチロリン。身長192cm 体重95kg。ポジションはフォワードで背番号は59。神戸私立村野工業高等学校出身。現在は3×3の KYOTO BB.EXEとともにストリートバスケットボールチームSAFARI にも所属。

3×3(スリー・エックス・スリー)とは

1チーム3人で行うバスケットボールで、コートサイズは5人制バスケットボールの半分。スピード感と攻防の激しさから、バスケットボールファンの間でも5人制より3×3のほうがおもしろいという声もある。コートにはD.J.チアガール、MCなどが会場を盛り上げ、アメリカのストリートカルチャーを感じさせるスポーツエンターテインメント。

KYOTO BB. EXE (キョウト・ビービー・ドット・エクゼ)

京都を本拠地とする3人制プロバスケットボールチーム。セレクター・音楽プロデューサーのThe BK Sound、トライアスロン選手の山本良介、京都αステーションDJの森夏子らがオフィシャルチームアンバサダーとして名を連ねる。

  • 左:紅谷オーナー、右:チロ選手

  • Round8で念願の初優勝を果たした

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