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Vol.61
天才から、一流へ。
Bリーグのスーパースターへと進化を続ける“努力の天才”が背負うプロとしての責任

河村勇輝
バスケットボール/横浜ビー・コルセアーズ

天才から、一流へ。 前編
2023/04/05

2022年の春、ひとつのニュースがバスケ界を驚かせた。インカレ準優勝を果たした東海大学の主力選手である河村勇輝選手が大学を中退し、シーズン途中からBリーグの横浜ビー・コルセアーズに電撃入団したのだ。シーズン後半の30試合に出場したルーキーイヤーに大きなインパクトを残すことに成功した。そして迎えた今シーズンはすでに昨年を超える試合数をこなし、現在平均アシストランキングでトップ(※2023年4月5日現在)に立っている。大学、プロ、そして日本代表と破竹の勢いで活躍を続け、順風満帆に見える現在の河村勇輝選手だが、彼自身のなかではトッププロとして超えなければならない壁や世界との大きな差を体感した2年間でもあったという。
そこで前編では、タフな相手とのハードな試合内容、連戦などによる過密な日程、ファンサービスを含めたプロとしての自覚、身体のケアやコンディションづくりにいたるまで、大学バスケットボール界のニュースターからBリーグの未来を担う真のスーパースターへと進化を遂げた河村勇輝のいまに迫った。

プロには24時間365日をバスケットボールに捧げる義務がある。

Bリーグが開幕した2016年当時、15歳の夢見るバスケットボール少年だった河村勇輝選手は、まだBリーグという存在がどういうものなのかさえよくわかっていなかった。ましてや、いつか自分がそこでプレーすることになるなどとは思いもよらなかったという。しかしその少年は時を経て成長し、いまではそのBリーグの顔となっている。テレビやインターネットで国内のプロバスケットボールに関する話題が取り上げられる際には、彼の名前が出てこない記事はないといっても過言ではないほど、Bリーグを代表するスタープレーヤーの座へと昇り始めている。

2021-22シーズンは32試合に出場して平均得点10.0、平均リバウンド2.9、平均アシスト7.5といきなり大車輪の活躍を見せた。プロとして初めて開幕から臨んだ今シーズンはここまですでに昨年を超える37試合に出場。現在平均アシスト8.4でリーグトップに立つほか、平均得点も19.7、平均リバウンド3.4と昨年を大きく上回る成績を残している(※2023年4月5日現在)。
とりわけ目を引くのが得点力のアップだ。日本代表のヘッドコーチを務めるトム・ホーバス氏から、もっとスコアへの意識を高めるようにというアドバイスをもらったことが良い影響を与えてくれていると河村勇輝選手は語っている。また、スコア意識を高めたことは得点力アップのみならずプレーの幅も大きく広がったという。高校時代から将来のスターとして注目を集めてきた河村勇輝選手だが、プロ入り後もスムーズに環境に適応し、しかも現状に満足することなく貪欲にさらなる進化を遂げているのだ。

河村「プロになったことでいちばん大きく変化したことは、完全にバスケットボール中心の生活になったこと。学生時代はやはりバスケットボールをやっている時間以外にも、授業や試験など勉強はもちろん、キャンパスの内外で友人と過ごす時間も必要ですし、バスケットボールにおいてもとくに東海大学では人間形成に関する部分をまずは大切に取り組んできました。プロになった現在では、練習や試合などバスケットボールをやっているとき以外の時間においても、お金を払って試合を観にきてくださっているブースターの皆さんのために、とにかく試合で結果を出すのに必要なことに集中しようという意識がより強くなりました。プロとしての覚悟ができたというか、そうした考えかたも大学のころとは変わってきたと自分では感じています」

プロになったことによる変化と、その変化がもたらした進化。それは単にプレーなどの技術面だけではなく意識やメンタルの面でも大きく彼自身を変えていたのだ。
現在、所属チームである横浜ビー・コルセアーズはチャンピオンシップ出場という大きな目標を掲げ、B1リーグ中地区で熾烈な首位争いを繰り広げている。つい先日行われたFIBAワールドカップアジア地区予選にも日本代表として出場し、日本チームの中心としてイランやバーレーンなどアジアの強豪を相手に活躍を見せたが、まったく満足はしていない。リーグでの1試合1試合が日本代表へのトライアウトであると捉えて取り組み、アジア地区予選での活躍によって今年8月に日本で開催される本選への選出を確約されたとも思っていない。なぜなら彼にとって、いまの活躍はあくまで海外のトップリーグで活躍する選手になるという夢を達成するための通過点だからだ。

自分の身体を自分でマネジメントすることもプロの責任。

もうひとつ、プロになったことで変化したことがある。それは身体のケアと栄養管理を含むコンディショニングだ。プロのトップリーグで対戦する相手選手たちの身体は、大学時代とは比較にならないほど大きく、強い。スピードも格段に上がり、小柄な河村勇輝選手にとってかかる負担もまたとてつもなく大きなものになる。しかし大学時代よりもむしろプロになってからのほうが、身体のケアに関してはしっかりと時間を確保し、丁寧に取り組めているという。

河村「大学生のころはバスケットボールの練習が終わったあとも授業があったりして、なかなか自分の身体のケアに時間を使うことができませんでした。でもプロになってから身体のケアのための時間はむしろ増えているという実感はありますね。また、チーム内でコンディションを整えてくれているトレーナーやコーチ、また外部のスタッフも含めて、ぼくの身体をケアしてくださる方がたくさんそばにいてくれます。もちろんプレーの強度や連戦の続きのスケジュールなど体力的には大学時代よりも格段にハードになってきてはいますが、そういう方々のサポートのおかげで身体の状態は、以前より良好に保てているのではないかなと思っています」

プレーに取り組む意識やメンタルの強化と、身体のケアやコンディショニングの充実。プロとしてより高いレベルでのプレーを続けるために、河村勇輝選手はもうひとつ改善していきたい課題があるという。それは、スポーツマンやプロである前にひとりの人間として欠くことのできない、食事や睡眠といった日常生活におけるヘルスマネジメントだ。

河村「ひとり暮らしをしていて食事も自分でつくっているのですが、バランスの良い食事を摂るというのはすごく難しいです。ましてや毎日3食継続的にとなるとなおさらです。だからサン・クロレラAを飲むことによって、多様な栄養素を手軽に摂ることができるのですごく助かっています。ぼくはタブレットタイプのものを飲むことが多いのですが、ふだん食後のタイミングで欠かさず飲んでいます。あとはプロテインと一緒に飲んだりすることもありますね」

2月よりサン・クロレラは横浜ビー・コルセアーズで河村勇輝選手のチームメートであるキング開選手へのサポートも開始。Team Sun Chlorellaの一員であるふたりは、練習後や遠征先などでも互いに健康管理や栄養管理の情報交換をしつつ、サン・クロレラAを一緒に飲んだりもしているという。
また河村勇輝選手と同い年で、イタリアのプロバレーボールリーグでプレーしている髙橋藍選手もサン・クロレラAを愛用するアスリートのひとりだ。河村勇輝選手は「競技は違えど自分よりいち早く海外のリーグで活躍している髙橋藍選手には学ぶところが多く、Team Sun Chlorellaのアスリート同士として、いろいろ聞いてみたい」と話す。
Health is Wealthを掲げ、すべてのアスリートの良き伴奏者としてクリーンでナチュラルな肉体と健康をサポートしてきたサン・クロレラの「パートナー・ネットワーク」は、いま若いアスリートのあいだで着実に広がっている。